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秘密の

(Mon)

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  内緒話をしよう、
  僕と君だけの。
  二人だけの秘密をつくるんだ
  僕等だけが知っている。

  同等を望むなんて、馬鹿のすることさ。
  無知だから望むんだ。
  だけども僕等はちがう
  だからほら、二人の世界を築こう。

  それは秘密で
  あるいは虚無で
  もしかしたら現実で
  なにが本当かなんて解らない。
  それこそが僕等の望む物
  僕等の秘密。

  硝子細工のように繊細な心なんて、
  そんなものは持ち合わせていない。
  そんなものは望んでもいない。
  欲しがるのは偉ぶった無神経ばかりなのさ。

  きっと僕等が望むのは、
  嘘で一杯一杯になった真実
  そんなものが秘密なのかだなんて、
  誰にも言わせはしない。

  それでも結局欲しいのは
  絶対に手に入らない君なのかも、しれないね。



ムイミズム

(Mon)

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 日が沈んで、 
 夕方になって、
 それから夜になって、
 夜中になって、
 君は僕を襲いに来る。

 やあ、元気かい?
 そうやって空元気を振りまきながら、
 今日もやってくる。
 昨日も、
 明日も、
 明日の明日も、
 昨日の昨日も。
 よく飽きないねって言ったら、
 大好きだからさと耳元で囁いた。
 
 君は僕を襲いに来る。
 夜中だけじゃなくて、
 いつでも
 どこでも
 君の気の向くままに。
 
 せめて家の中だけにしてくれって言ったら、
 気まぐれなんだと笑ってみせた。

 君は毎日いつかはやってくる。
 たまには忘れたっていいのに。
 年中無休、二十四時間休まず営業。
 全然よくない。うれしくない。

 ほらほら、僕のこと聴いてよ。
 そんなことを言いながら僕を抱き締める。
 背後から、やさしくやさしく。
 それから耳元で囁くんだ、
 
 「ほら、ぜーんぶむいみでしょ」

 真夜中に独りでいるときに
 朝起きて学校に行くときに
 友達と話しているときに
 風呂に入ったあと鏡をみたときに。

 ふとした瞬間、君は僕を襲いに来る。

 無意味だよ
 無意味でしょ
 やめようよ
 

 
 しんじゃおうよ


 そうやって
 僕の全てを否定しに、わざわざやってくる。
 君はいつでも僕の背後で息を潜めていて、
 何かの拍子に襲ってくる。
 
 もうやめて下さい。
 そう言えたらいいんだけどね
 何を言ってもしょうがない。
 だって君は、僕自身なんだ。