FC2ブログ

あなたに呑まれた日

(Fri)

Posted in

1 Comments


 無個性が恐ろしい
 ぬるま湯のような夜を生き存えるには
 優しい無個性を殺してしまわなければ

 ああこんなことなら
 あのとき 死んでしまいたかった
 何も考えない目だって
 悲しみを添えたら綺麗に見えたかもしれない

 あなたの手を取りたい
 そうしてしまえばどんなにいいことか
 わたしでなくても構わなくて
 その代わり疎まれることもない
 わたしはいつのまにか消え去って
 あなたという無個性に

 せめて哀れんでもらえたなら
 よかったかもね
 だからやっぱり
 あのとき死んでしまいたかった